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タクシーの手取りはいくら?額面・年収との違いを解説

求人票の「月収◯万円」や「歩率60%」は、ほとんどが額面(引かれる前)の数字です。実際に使えるお金は、そこから社会保険や税を引いた“手取り”。この記事では、額面と手取りの違い、何がいくら引かれるのか、手取りは額面の何割になるのかを、具体例とともに分かりやすく解説します。

額面と手取りは別物

まず大前提として、給料には「額面(総支給額)」と「手取り(振込額)」の2つがあります。額面は歩合給や手当を合計した引かれる前の金額。手取りは、そこから各種控除を差し引いて実際に口座へ振り込まれる金額です。求人票や歩率の話はたいてい額面ベースなので、「思ったより少ない」とならないよう、最初から手取りで考えるクセをつけましょう。

歩合給から引かれるもの

額面から手取りになるまでに、主に次のものが差し引かれます。

引かれるもの内容
社会保険料健康保険・厚生年金・雇用保険など
所得税毎月源泉徴収、年末調整で精算
住民税前年の所得をもとに翌年課税
従業員負担金事故積立・制服・通信費など(会社による)

このうち従業員負担金は会社によって金額がまちまちで、手取りを左右する見落としポイントです。求人票を比べるときは、歩率だけでなく「毎月いくら負担金が引かれるか」も確認しましょう。

手取りは額面のおよそ8割

ざっくりした目安として、手取りは額面のおよそ8割前後に落ち着きます。たとえば額面30万円なら手取りは24万円前後、額面40万円なら32万円前後がイメージです。扶養の有無や保険料率、負担金の大きさによって上下します。

営収ベースで見ると、歩合60%・各種控除後で「営収のおよそ45〜55%」が手取りの目安。月60万円の営収なら、手取りは27〜33万円あたりが現実的なラインです。

具体的にイメージしてみましょう。額面35万円の月なら、社会保険・税・負担金でおよそ7万円が引かれ、手取りは28万円ほど。額面が同じでも、扶養が多い人や負担金の少ない会社ではもう少し手取りが増えますし、逆に負担金の大きい会社では、同じ額面でも手取りはさらに目減りします。だからこそ「額面いくら」ではなく「手取りいくら」で会社を比べることが大切です。

年収から手取りを概算する

年収単位でも考え方は同じで、目安は年収 × 0.8。年収450万円なら手取りは350〜380万円ほど、年収600万円なら480万円前後です。生活設計やローンの計画を立てるときは、額面の年収ではなく、この手取りベースで考えると現実的です。

同じ営収でも手取りが変わる理由

「同僚と営収はほぼ同じなのに、手取りが違う」ということはよく起こります。理由は次のような違いです。

とくに足切りは影響が大きく、ラインをわずかに下回るだけで手取りがガクッと落ちます。月の目標を立てるときは、まず足切りを超えることを最優先にしましょう。

もうひとつ見落としがちなのが、入社直後と数ヶ月後で手取りが変わることです。住民税は前年の所得をもとに翌年6月から課税されるため、未経験で入った1年目は住民税の負担が小さく、2年目から「手取りが下がった」と感じることがあります。これは仕組み上の正常な動きなので、あらかじめ知っておくと家計の見通しが立てやすくなります。

給料明細のどこを見ればいい?

毎月の給料明細は、手取りを理解するいちばんの教科書です。見るべきは「支給」と「控除」の2ブロック。支給欄には歩合給や深夜・残業の割増、各種手当が並び、その合計が額面(総支給額)です。控除欄には社会保険料・所得税・住民税・従業員負担金が並び、額面から控除合計を引いた額が、いちばん下の「差引支給額」=手取りになります。

毎月ざっと眺めるだけでも、「先月より負担金が増えていないか」「割増はきちんと付いているか」に気づけます。明細は捨てずに、数ヶ月ぶんを並べて見比べるのがおすすめです。

ボーナス(積立)と手取りの関係

AB型賃金の会社では、毎月の歩合の一部が積み立てられ、年2〜3回の賞与としてまとめて戻ってきます。これは「毎月の手取りが少し抑えられる代わりに、賞与でまとまって受け取る」仕組みです。月々の手取りだけを見ると低く感じても、年間で均すと帳尻が合う、という見方ができます。

逆にB型(完全歩合)で積立がない会社は、毎月の手取りが厚くなる代わりに賞与は小さめ。どちらが良い悪いではなく、自分の家計管理に合うほうを選ぶのが大切です。

経費・確定申告で手取りは変わる

会社員(雇用)として働く場合は年末調整で税の精算が行われますが、扶養控除や保険料控除などを正しく申告すれば、引かれる税金が減って手取りが増えることもあります。個人事業主としてライドシェア等で働く場合は、確定申告で経費を計上することで課税所得が下がり、手取りに直結します。

ただし税の扱いは個別事情で変わるため、ここでの説明はあくまで一般的な目安です。具体的な計算や判断は、税理士や税務署に相談するのが確実です。

自分の手取りを計算してみる

条件は会社ごとに違うので、「自分の手取りはいくらか」は実際に計算してみるのが一番です。営収と歩率を入れるだけで手取りの目安が出る計算機を使えば、求人票の比較や、月の目標づくりにすぐ役立ちます。

→ 歩合・手取り計算機で自分の手取りを計算する
年収や月収50万の話とあわせて読むなら 年収のリアル 月収50万は可能?もどうぞ。

まとめ

よくある質問

タクシーの手取りは額面の何割くらいですか?
社会保険料・所得税・住民税・従業員負担金を差し引くと、手取りは額面のおおむね8割前後になるのが一般的です。額面30万円なら手取りは24万円前後がイメージ。扶養や保険料率、会社の負担金額によって上下します。
額面と手取りはどう違うのですか?
額面(総支給額)は、歩合給や各種手当を合計した“引かれる前”の金額です。そこから社会保険料・税金・従業員負担金などを差し引いたあと、実際に口座に振り込まれるのが手取りです。求人票の歩率や月収は額面ベースのことが多いので注意しましょう。
同じ営収なのに同僚と手取りが違うのはなぜ?
歩率が同じでも、税抜営収で計算するか、従業員負担金がいくらか、扶養の有無や保険料率の違いで手取りは変わります。さらに足切りラインを下回ると歩合が下がるため、わずかな売上差が手取りに大きく響くこともあります。
年収から手取りを概算する方法は?
ざっくりは『年収 × 0.8』が手取りの目安です。年収450万円なら手取りは350〜380万円ほど。正確な金額は扶養や控除で変わるので、月々の手取りは歩合・手取り計算機で確認するのが確実です。
手取りを増やすにはどうすればいい?
基本は『額面(営収×歩率)を増やす』ことですが、引かれる側も意識すると差がつきます。経費を正しく計上する、足切りを必ず超える、実車率を上げて同じ稼働でも営収を伸ばす——この積み重ねが手取りを底上げします。

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